私が来ると笑えることに「ふぅ~」足もみ…かぁ。って、
言わないけど、苦笑いする。その笑顔が私からすると何とも言えない(笑。
元気な証拠よ。笑ってくれるもの。
私は彼女と早くビールが飲みたい。
彼女がきっと明日死ぬことになっても私は絶対二人でビールを呑む。
そう約束している。朝方3時まで呑むね。
それほど彼女と呑むビールが美味しい。
彼女はどんなに痛くても私が来たら
「愛ちゃん」って笑ってくれる。
そして、帰ったら
次の日も「何故か調子が良い」って言ってくれる。
話し好きな私。笑わせているからなかな?
寝ていたら「死んどったらいかんよ~」なんて起こすの私くらいだもんね(笑。
身体は
ここが良くなったら、ここが悪くなる。人の身体は本当に不思議ね。
生きている。ということを印しているんだね。と彼女は言う。
足もみを始めて彼女は7月で1年になる。
分かった時は、彼女は足もみを勿論、選択しなかった。
やはり痛さが耐えられない。
抗がん剤を選択した。
私も勿論抗がん剤を応援した。
そして「抗がん剤を効く身体を作るために足もみをしてみない?」
「抗がん剤の副作用に負けない身体を作るために、食欲が出るように、食べるために足もみをしない?」
「寝ているのも辛い。だったらラジオ体操変わりに足をもんでみよう!」
彼女は、抗がん剤と共に足もみを取り入れてくれた。
抗がん剤。色々な考え方があると思う。
でもやるからには、癌を消してくれると望もう。
期待しょう。
嫌々やるものに結果はない。
人生もそんなもの。嫌々やれば仕事でも必ずミスる。
病気の治療の選択も同じだと思う。
効く!治る!
この薬を飲んだら元気になる。
手術をしたら治る。
放射線をしたら絶対治る。
私はどこまでいっても気持ちなのだと思っている。
嫌々飲む薬が、効果が出るとは思わない。
迷ってやる抗がん剤が癌を消すとは思わない。
よし!この抗がん剤は魔法の薬。終わったら癌が治っているのだと。。。
負けないために、自分でも何かをしていくと更に魔法の薬が効果を出すと思っている。
薬飲んで寝て起きたら治っているのなら、当然人は病気で死なない。
人には必ず、病気になっても強さと努力が必要なのだと思う。
例えば、抗がん剤をやって食欲がなくなり、吐き気が多くなる。
だったら、抗がん剤を効かせるために、負けずに食べ続ける。
中華料理を吐いても、吐いても食べて、体力をつけ、胃をならしておく。これも自分が戦い、努力していくことなんだと思う。
西洋医学の治療に、自分がプラスアルファーすることによって自分の病気の方向が決まるのかもしれない。看護師の彼女と接してつくづく思った。
彼女は抗がん剤と、足もみを選んでくれた。
が、
1月に入ったころ、足もみを辞めたいと言った。
痛いことが辛い。
痛いのに、更に痛いことをするのが私にはできない。
Ohanaにも通ってくれていた。スタッフも精一杯の力でもんでいた。
痛さは愛だと信じて。
ここまで抗がん剤も足もみも続けてくれた彼女。私も、足もみを一度辞めようと言った。
やはり私は変わってあげられない。
本来なら、私ならもっと、もっと足もみする!12時間だってもむ。でも、私は彼女ではない。彼女が選んだ治療が一番身体に良いから。
どんな治療でも、本人が選ぶということが大切なんだと感じた。
彼女の病気と気づいたのはこの首のしこり。
ある日、肩をもんでいた息子が「お母さん。首に何か変なものがある」
そこで病院に行って病気に気づいた。
私からしても、この首のしこり(癌)が本当に憎い、腹立たしい。
胃癌からリンパに転移。
ずっと足もみをしていても、この首の癌だけはOhanaスタッフ全員気になっていた。これがきっとスタッフだったら、私は押さえつけて、棒で力づくで(笑、潰してやるところだが、棒はさすがに痛すぎる。せめて肌の波動に合うメノウの石を使って潰していただろう(笑。スタッフ共にやはり私たちは足もみを仕事にしているということはドエスですからね(笑。
でも彼女にも提案したのだが、一度は断られた。この首のしこりは見たくもない。触りたくもない。逃げたい場所だと言った。
今、現在肝臓と肺にも転移してしまった。
「触らないでいても、転移したのだったら、このメノウで潰してみよう!」
彼女は納得してくれた。私にも分からない。メノウで潰せるのかは?
私は甲状腺の喉の腫れを最後メノウで潰した。腫れをゴリゴリやりまくった。よって、私の喉の腫れは今もない。私しかまだ結果はない。
私は彼女の怖いという気持ちの突破口を開く。
私が彼女にメノウで直接やってみた。
この癌は痛くないの?と、聞いた。
「痛くない」
固くて、嫌らしいくらい大きい。
でも私の中で感触はあった。触っても痛くないなら、潰しきろう。メノウをやって、気持ち柔らかくなってきた気がした。
彼女も私にメノウを持たせて、嬉しそう、楽しそうにやる姿に何度も笑っていた。
このメノウ潰しいいかも!
なんて言いながら
彼女に自分でやれるように教えた。
起き上がるのも辛いとき、寝ながらでもできるからね。やろうね。
彼女はおそるおそるやってくれた。
そして旦那様にもおしえた。
男の人はやはり怖がる。
癌のしこり。
背中を擦るにも、手にもパワーがある。この石は手を使って、更に石にパワーがあるのであれば2倍の効果があると思ってやってあげて。
「足もみより簡単にできる。こっちの方が簡単」と言って弱い(笑)力でやってくれた。
「足もみをして、メノウをしてやることがいっぱい(笑。私、病人なのに(笑」
「そうそう。寝るのは夜だけで十分よ!」
「相変わらず厳しい」(笑)。
彼女と足もみを一緒にしていて思う。
そしてOhanaの店内をみていても思う。
足をもんで、確かに痛い。
でも、足もみって痛いけど、彼女もお客様もそうだけど、痛さに泣き、痛さのあまり笑っている。
最後には、痛かったと何故か笑顔。
痛さの達成感なのだろうか?
ある本に書いてあった。
笑うと癌細胞が3000個死ぬ。
泣くのも心の発散で癌細胞を減らす。
一番癌細胞を増やすのは怒りで、なんでも人のせいにして悪口を言うのがストレスを溜めて癌細胞を増やすと。
イコール足もみは意外にこの癌細胞を減らすことを満たしているのかもしれない。と思っている。
痛い~。笑えるくらい痛い。痛くて泣けるとかね。
自分の足を自分の手で痛みつけることによって、怒りや悪口を言いたくなる気持ちも消せているのかもね。
信じるものは救われる。
そう!いっぱい足もんで身体が軽くなったら心も軽くなる。
笑いましょ。3000個も癌細胞を殺してくれるなら。
生きている限り腹の底から笑おう。
いっぱい笑おう!
つづく2